戸田和子創作人形展

              ― 眩惑する妖精たち ―

 

人間は、哀しみを宿してこの世に誕生し、それを癒すために人々は寄り添い、慰め合い、 些細なことに喜びを見いだしていくのではないでしょうか。ぴったりと寄り添った肉体は、その「ぬくもり」が人の背負っている哀しみを一滴ずつ溶かしてゆくかのように感じられます。        ― イノセント妖精の森より ―

 

今展はその「ぬくもり」を妖精の形に変えて表現しました。

 

  軽やかに、エロティックに、筋肉質の肢体を持った

  深い森へ小さな翅を羽ばたかせる

  静かで 明るく この上なく優しい 

  無心なる

妖精たち。

 

人肌のぬくもりを持ち合わせる石塑粘土による作品、

永遠を誓うブロンズ作品、

マイセラ白磁による妖精たちのランプ、

3種の素材による 立体&レリーフ作品をあわせて約40〜50点展示いたします。

 

 

 

どうぞ御来場下さいますよう、ご案内申し上げます。

  

 

                             2004年10月